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ユーバー杯2002本戦結果
残念!ニッポン女子チーム
(2002.06.22 All About Japan バドミントン初出記事を再録)
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ユーバー杯本戦が、2002年5月9日〜19日、中国の広州で行われ、日本女子チームは、Bグループリーグ3位で、決勝トーナメント(ベスト4)進出はなりませんでした。 |
バドミントンの国別対抗戦、トマス杯ユーバー杯2002 本戦は、中国の広州で、5月9日〜19日に行われ、シングルス3戦、ダブルス2戦を
7ポイント5ゲーム制、世界ランキング順同士で競いました。
日本チームは、2002年2月に、オーストラリアのメルボルンで行われた アジア・オセアニア予選、
準決勝ステージ を激しく戦い、女子がユーバー杯本戦(決勝ステージ)出場を決めています。
ユーバー杯2002大会は、デンマーク、香港、インドネシア、オランダが Aグループで、中国、韓国、日本、そしてドイツが
Bグループで、それぞれリーグ戦を戦い、A、B、各グループリーグの2位までに入ったチームがベスト4として決勝トーナメント準決勝に進みます。期待された日本女子チームの決勝ステージでの対戦結果を振り返りましょう。(世界ランキングは
2002.5.2付け IBF オーダーの基準とするランキングの日付は確認できていません。)
日本対韓国
大会2日目、日本は、初戦でいきなり最も重要な対戦を迎えました。グループ内では、通算8度目の優勝を狙う中国が圧倒的な実力を誇ることから、2位通過を目指す韓国チーム
は最大のライバルです。
トップに登場した第1シングルスは、米倉加奈子
選手(世界ランキング9位) と KIM
Kyeung Ran 選手(同24位 全英オープン2002ベスト8)。
7-5 8-7 7-4 と米倉選手がストレート、42分で勝利しました!
次の第2シングルスは、森かおり
選手(同12位) と LEE Kyung Won 選手(シドニー五輪ベスト16)。
3-7 6-8 3-7 と、逆に森選手がストレート、35分で敗れました。
第3シングルスは、 田中美保
選手(同138位 日本ランキングサーキット大会優勝)と RA Kyung Min 選手(USオープン2001優勝)。
4-7 7-3 1-7 0-7 51分で田中選手は、健闘及ばず敗れました。
次に行われた第2ダブルスは、日本ランキングサーキット大会優勝の 中山智香子
(別ペアで同22位)/吉富桂子ペア と HWANG Yu Mi / LEE Hyo Jung
ペア(同57位)。
2-7 2-7 5-7 と中山/吉富ペアがストレート30分で敗れました。
第1ダブルスは、山本静香/山田せい子
ペア(同16位) と LEE Kyung Won / RA Kyung Min ペア(同4位 ヨネックスオープンジャパン優勝)。
2-7 2-7 1-7 と山本/山田ペアがストレート19分で敗れました。
残念ながら、日本チームは、前回に続きベスト4以上を目指す好調の韓国チームに 4-1 で倒されました。
日本対ドイツ
大会4日目、日本チームは、ユーバー杯決勝ステージ初出場ながらデンマーク人コーチについて力をつけている ドイツチーム
と対戦しました。
再び一番手に登場した第1シングルスは、米倉加奈子
選手(世界ランキング9位) と Petra
OVERZIER 選手(同29位 世界ジュニア2000大会出場)。
7-3 4-7 8-7 7-4 45分で、米倉選手が勝利しました!
次の第2シングルスは、森かおり
選手(同12位) と Nicole
GRETHER 選手(同33位)。
2-7 8-6 2-7 1-7 と、逆に森選手が35分で敗れました。
第3シングルスは、 田中美保 選手(同138位 日本ランキングサーキット大会優勝)と 高校の卒業試験期間中に参戦しているという
Juliane
SCHENK 選手(同48位)。
7-2 7-0 3-7 6-8 0-7 44分で田中選手は、惜しくも敗れました。
次に行われた第1ダブルスは、山本静香/山田せい子 ペア(同16位) と Nicole
GRETHER / Nicol
PITRO ペア(同7位)。
7-5 7-3 3-7 7-2 34分で山本/山田ペアが勝利しました!
第2ダブルスは、 中山智香子 (別ペアで同22位)/吉富桂子ペア と Carina
METTE (別ペアで同36位) / Juliane SCHENK ペア。
5-7 7-2 7-0 5-7 7-2 と中山/吉富ペアがファイナル55分で勝利しました!
日本チームは、ダブルスの頑張りが利き、予想以上に強かったドイツチームに苦しみながら 3-2 で勝ちました。
日本対中国
大会5日目、日本チームの相手は、世界最強の 中国チーム です。
またもトップを切る第1シングルスは、米倉加奈子
選手(同9位) と Zhou Mi 選手(同2位)。
7-5 5-7 4-7 0-7 47分で米倉選手は、惜しくも敗れました。
次の第1ダブルスは、山本静香/山田せい子ペア(同16位)
と Gao Ling / Huang Sui ペア(同1位)。
2-7 0-7 0-7 と山本/山田ペアがストレート24分で敗れました。
第2シングルスは、森かおり
選手(同12位) と Gong
Ruina 選手(同4位)。
4-7 7-0 6-8 3-7 43分で森選手も惜しくも敗れました。
第2ダブルスは中山智香子(別ペアで同22位)/吉富桂子ペア と
Wei Yili / Zhang
Jiewen ペア(同2位)。
0-7 3-7 7-4 3-7 30分で中山/吉富ペアも惜しくも敗れました。
最後の戦い、第3シングルスは、田中美保選手(同138位) と DAI
Yun 選手(同5位)。
0-7 0-7 4-7 田中選手がストレート19分で敗れました。
残念ながら、日本チームは、中国チームに 5-0 で圧倒されました。
ユーバー杯2002 Bグループの対戦が終了し、日本女子チームがグループ3位で、決勝トーナメントへの進出を逃しました。
念願のベスト4は、本戦での韓国戦に敗れたことによって得られなかったわけですが、もしも、アジア・オセアニア予選ステージ
で香港チームに勝って、1位でアジア・オセアニア準決勝ステージへ進んでいたら、この本戦でAグループに入り、ここまで苦しい展開にならずにすんだのかもしれないと思ったりもします。
2月からここまでの日本バドミントンチーム応援を通して、世界でより上位を目指して戦うことの厳しさをつくづく感じ、貴重な体験ができました。
日本バドミントン協会の掲示板で繰り広げられた、リアルタイムの応援についてや、トマス杯ユーバー杯上位国の戦いについても、今後、『ガイド記事・コラム』にまとめられたらいいなと思っています。
【関連リンク・参考書籍等】
*World Badminton Online
2002 Thomas & Uber Cup competitions のサイト(英語)
*World Badminton Online トップページ(英語)
大会の特集が組まれていた
*日本バドミントン協会のホームページ
第22回トマス杯・第19回ユーバー杯
*JEFホームページ
バドミントン100問集 編集余話・トマス杯・ユーバー杯大会について(龍井昇治さん)
*カレント・バドミントン
カレント・レポート
『トマス杯ユーバー杯準決勝ステージ2002
最後の扉が開きかけた日』
*バドミントンマガジン2002年5月号
トマス杯/ユーバー杯プレビュー
[第3弾] 本戦展望
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