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科学・医学・情報によるサポートを活かしていこう

国立スポーツ科学センターの誕生

(2001.11.03 All About Japan バドミントン初出記事を再録)

  視察に訪れた各国のコーチも絶賛! 世界最先端の設備を備えた、日本スポーツ界待望の「国立スポーツ科学センター」(JISS)が、2001年10月1日、東京都北区西が丘にオープンしました。科学・医学・情報の面で、選手、チームへのサポートが期待されます。

 

2001年10月1日、東京都北区西が丘に、日本のスポーツの国際競争力を高めるため、科学、医学、情報の3分野を結集する「国立スポーツ科学センター」(JISS)がオープンしました。

JISSは「スポーツ科学研究部」「スポーツ医学研究部」「スポーツ情報研究部」「運営部」から構成され、センター職員の研究者15人、契約研究員約35人が選手たちの進化をサポートします。

磁気共鳴画像装置(MRI)、より正確な体脂肪測定装置、光電管によるスピード測定装置、映像編集分析室、様々な大規模トレーニング設備。。。
各国のトレーニングセンター関係者が驚く、最新の施設 、設備を活かし、最先端の研究、分析結果を選手の体力、技術向上にフィードバックすることができるようになりそうです。


シドニーオリンピックでは、開催地オーストラリアチームの活躍が際立ち、それを支えた施設、システムとして、1981年開設の「オーストラリア国立スポーツ研究所」(AIS)の役割が注目されました。

キャンベラにある充実した競技、トレーニング、研究のための施設。300人の衣食住をまかなえる宿泊施設。エリートと呼ばれる強化選手と若い才能ある選手(デベロップメント)の AIS奨学生選抜。海外コーチ、トレーナー、セラピストのスカウト。スポーツ情報センターの開設。奨学金をもらい、その最新設備の恩恵にあずかることができ、希望すれば就学、就職も平行して行えるオーストラリアの施設は、各国のアスリートの憧れでした。


韓国のナショナルトレーニングセンターについては、バドミントンマガジン2000年10月号の鈴木快美記者によるレポートが詳しいです。徹底的に管理された団体行動。入村資格は、各競技のナショナルチームのトップアスリートと監督、コーチに限られ、選手寮に600人が収容できるということです。

シドニーオリンピックでは「最も期待はずれ」と韓国メディアに評されたバドミントンのためには、2000年6月に専用の体育館も用意されていました。通常の12面に加え、砂でできたバドミントンコートも。スポーツ医科学のサポートも隣接の大学から受けているとのことです。

韓国の標高1350m の高地トレーニングセンターには、60人が心肺機能向上を目的に合宿できるとのこと。高橋尚子選手などマラソン選手がアメリカのボルダーで行っていることで知られた高地トレーニングですが、同じ効果を目的とした低酸素宿泊室、気圧実験室が、日本の JISS にも作られました。画期的な施設ですが、国際オリンピック委員会(IOC)の7月の総会で「平地で人工的に高所の状態をつくって練習することは健康上の理由から好ましくない」との発言があったとのことで、今後の位置づけが気になります。


イギリスの UKSIや、フランスの INSEP 、アメリカにもトレーニングセンターと研究施設があり、今後、科学とスポーツの好ましい協力態勢を各国で競っていくことになりそうです。


設備面は、世界最先端の JISS。不足がちの運営資金と、各領域の垣根を越える柔軟性に欠けることが言われてきた日本の官営施設のてつを踏まずに、しなやかな運営ができるよう、花開いてほしいものです。すでに成功している国でも、予算配分の関係で、重点競技とそれ以外を区別せざろうえないとのこと。日本では、バドミントン選手、競技にとっても、ぜひ、その恩恵がめぐってきますように、注目したいですね。


【関連リンク・参考文献】

国立スポーツ科学センターのホームページ

(株)ベースボール・マガジン社

(株)ベースボール・マガジン社
 オリンピアン 2000年9月号のサイト
 [スポーツ医・科学] ついに完成!国立スポーツ科学センター


(株)ベースボール・マガジン社
 オリンピアン 2001年10月号のサイト
 スポーツ最前線 ニッポンの課題

 
(株)ベースボール・マガジン社
 オリンピアン 2000年12月号のサイト
 豪の躍進と21世紀の日本 驚異的な活躍を支えたAIS

 
(株)ベースボール・マガジン社
 バドミントン・マガジン2000年10月号のサイト
 韓国メダル工房探訪

 

 
 

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