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　●CURRENT BADMINTON メールマガジン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Vol.263　2008.8.18
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　発行部数 　673部

　　　バドミントンをしたい、見たい、応援したい、知りたいみんなの案内所
　　　　　　　　　　http://badminton.rengo.net/
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　INDEX　　宮本キミコの、今週のクローズアップ！

　★おすすめリンク集　：『北京五輪2008』バドミントン競技
　★おすすめリンク集　： 第47回 全日本教職員選手権2008
　　　　　　　　　　　　 第９回 全国小学生ＡＢＣ大会2008
　　　　　　　　　　　 　第38回 全国中学校大会2008
　　　　　　　　　　　　 第32回 全日本高等専門学校選手権2008
　★おすすめリンク集　：『テニス・メンタル強化書』（bK1）
　★今週のコラム　　　： バドミントン・チームジャパン
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　こんにちは！　宮本キミコです！　お元気ですか？

『北京五輪2008』バドミントン競技が 終わりました。
　しあわせな充実感をもって、余韻に浸っています。

　出場レースで力を出し切ってしまった印象が残ったアテネ大会を思い起こすと
　バドミントン・チームジャパンの成長を感じます。

　まだまだ、ほかの競技のチャレンジからも、戦うリアルを学びたいです。

　今号、メールマガジンの発行が遅れ、申し訳ありません。

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　〜【カレント・バドミントン】のなかから、今週のクローズアップ情報を！〜
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　◆おすすめリンク集／五輪関連情報　北京五輪バドミントンを知る、応援する
　　　　　　　　　　『北京五輪2008』バドミントン競技

　8月9日(土)〜17日(日)、『北京五輪2008』バドミントン競技が、北京工業大学
　体育館で開催。メダリストが決まりました。


　男子シングルス、金メダルを取ったのは、第１シードのリン・ダン選手。
　開催国の威信をかけて、栄光の頂点に立ちました。
　第２シード、マレーシアのリー・チョンウェイ選手が銀メダルです。
　銅メダルは、第４シード、中国のチェン・ジン選手。　準々決勝で第３シードの
　バオ・チュンライ選手（中国）を退けて上がってきた 韓国のイ・ヒュンイル選手
（2008年5月1日付け世界ランキング WR11位）を ファイナル、14本、79分の激闘で
　下しました。

　日本の佐藤翔治選手（WR18位）は、３回戦、ベスト８進出をかけて第８シードの
　ピーター・ゲード選手（デンマーク　WR８位）と 対戦。21-19　20-22　15-21、
　65分で 残念、敗れました。第２ゲーム、20-18、先にマッチポイントを取りながら
　あと１点に泣くことになりました。ほんとに惜しい！ 大会サイトで稼働していた
『Live Result!』を見ながら、崩れ落ちました。


　女子シングルスでは、第２シード、33才のツァン・ニン選手が、第１シードの
　シェ・ シンファン選手との 中国対決を ファイナル、18本、71分で征して、五輪
　２連覇です。中国代表として出場できるか不安視されるほど、ヒザの具合が悪そう
　でしたが、リ・ヨンボ監督の信頼に十二分に応えました。
　銀メダルのシェ・ シンファン選手は、残念だったことでしょうね。
　銅メダルは、ダークホースと言える世界24位、インドネシアのマリアクリスティン
　・ユリアンティ選手。第３シードの ルー・ラン選手を ファイナル、15本、63分で
　破り、表彰台独占を当然のように期待した中国に衝撃を与えました。

　日本の廣瀬栄理子選手（WR15位）は、３回戦、ベスト８進出をかけて、第５シード
　フランス代表の ピ・ホンヤン選手（WR６位）と 対戦。12-21　21-16　6-21、
　54分で 残念、敗れました。強敵に善戦しましたね！　


　男子ダブルスは、第１シードの マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン ペアが
　インドネシアに待望の金メダルをもたらしました。決勝は、ファイナル、16本、
　49分。銀メダルの第２シード、フ・ハイフン/カイ・ユン ペアは、ホームの期待に
　応えられず、くやしかったでしょうね。銅メダルは、韓国の ハン・ジマン/イ・
　ジャエジン ペア（WR10位）。デンマークの望みの綱、ラースク・ポースク/ヨナス
　・ラスムセン ペア（WR８位）を ファイナル、17本、61分で退け、ダブルス王国の
　一角として意地を見せました。
　
　日本の舛田圭太/大束忠司ペア（WR14位）は、初戦、インドネシアの ルルク・
　ハディヤント/アルベンユリアント・チャンドラ ペア（WR７位）に 19-21　21-14
　21-14、61分 で 五輪初勝利！　19点先取からひっくり返された第１ゲームを払拭
　するように、第２ゲームは16点から連続５得点。ファイナルゲームも、１本１本、
　気迫で もぎとったようにみえるスコアシートです。準々決勝では、銅メダリスト
　韓国の ハン・ジマン/イ・ジャエジン ペア（WR10位）と 対戦。 12-21　21-18
　9-21、52分 で 残念、敗れました。胸を張れる５位ですね！

　日本の坂本修一/池田信太郎ペア（WR11位）は、スーパーシリーズ ４勝の優勝候補
　クー・ケンケット/タン・ブンフォン ペア（マレーシア　WR５位）と 対戦。
　12-21　16-21、34分で 残念、敗れました。第２ゲーム、マッチポイントを取られて
　から５点連続得点して粘りましたが、そこまで。もう少し早く この覚醒ができて
　いたらと 思ってしまいました。初出場で力を出し切ることは、むずかしいですね。


　女子ダブルス金メダルは、第２シード、中国の ユー・ヤン/ズー・ジン ペア。
　銀メダルは、第４シード、韓国の イ・ヒョジュン/イ・キュンオン ペア。　
　決勝では、イ・キュンオン選手が足をくじいてしまったようで、ストレート、
　48分で、勝負がついています。
　銅メダルは、第３シード、中国の ウェイ・イーリー/ツァン・ヤーウェン ペア。

　日本の前田美順/末綱聡子ペア（WR８位）は、準々決勝、第１シード、中国の
　ツァン・ジーウェン/ヤン・ウェイ ペアに 8-21　23-21　21-14、65分で 悲願の
　勝利をあげました！ すごい！ 中国は、大ショック！　日本バドミントン五輪初、
　栄光のベスト４進出です！　準決勝は、銀メダルの イ/イ ペアと 対戦。20-22
　15-21、60分 で 残念、敗れました。第１ゲーム、20-18 と 先にゲームポイントを
　取りましたが、４連続失点が惜しまれます。ただ、107ストロークの最長ラリーを
　含め、五輪準決勝ペアとして ふさわしい戦いぶりで、感動しました！
　銅メダル争奪３位決定戦は、ウェイ/ツァン ペアに 17-21　10-21、48分。
　第１ゲームは、先に11点、シャトルを持って折り返し、17-14 と先行しながら
　必死の形相で食らいつく相手に粘り切れませんでした。
　ただ、完全アウェーの中、笑顔で頑張った二人を日本中のスポーツファンが 熱く
　応援しました。素晴らしかったと思います。

　日本の小椋久美子/潮田玲子ペア（WR７位）は、準々決勝、金メダルの ユー・ヤン
　/ズー・ジンペアと 対戦。8-21　5-21、34分で 残念、敗れています。
　組み合わせが不運でした。ケガに泣かされ、ここまで立派に頑張ったと思います。
　５位入賞です！


　混合ダブルスは、男女ダブルスの鬱憤を晴らすようにファイトした 韓国の イ・
　ヒョジュン/イ・ヨンデ ペア（WR10位）が 金メダル。銀メダルは、第１シードの
　リリヤナ・ナトシール/ノファ・ウィディアント ペア。インドネシア二つ目の
　金メダルは、なりませんでした。　銅メダルは、第４シードのユー・ヤン/ヘ・
　ハンビン ペア。ファイナル 23-21 で 第３シード、インドネシアのフィタ・
　マリーサ/フレンディ・リンペレ ペアを倒し、なんとか滑り込みで中国全種目
　メダル獲得を達成しました。


　開催国の中国は、バドミントン競技で金メダル３個、銀メダル２個、銅メダル３個
　インドネシアと韓国は、金メダル１個、銀メダル１個、銅メダル１個、マレーシア
　は、銀メダル１個でした。

　韓国の イ・ヒョジュン選手は、金銀のメダル、中国のユー・ヤン選手は、金銅の
　メダルを手にしています。

　http://badminton.rengo.net/badlink/gorin/gorin-bad2008.html


　◆おすすめリンク集／全国大会情報サイト
　　　　　　　　　　　第47回 全日本教職員選手権2008
　　　　　　　　　　　第９回 全国小学生ＡＢＣ大会2008
　　　　　　　　　　　第38回 全国中学校大会2008
　　　　　　　　　　　第32回 全日本高等専門学校選手権2008

　8月4日(火)〜8日(金)、茨城県牛久市の牛久運動公園体育館と土浦市の霞ヶ浦文化
　体育館体育室で開催の『第47回 全日本教職員バドミントン選手権大会』。
『日本教職員バドミントン連盟』の大会サイトに 結果が紹介されました。

　一般男子団体は 福島県、一般女子団体は 北海道、男子成壮年団体は 熊本県が
　優勝です!!　個人戦で活躍されたみなさんも、おめでとうございます！


　8月15日(金)〜17日(日)、熊本県八代市の 八代市総合体育館・八代市東陽スポーツ
　センターで開催の『第９回 全国小学生ＡＢＣ大会』。
　日本小学生バドミントン連盟の大会サイトに 成績が発表されています。
　がんばったみなさん、おめでとう！　スタッフのみなさん、おつかれさま。


　8月22日(金)〜25日(月)、福井県福井市の福井県営体育館では『第38回 全国中学校
　バドミントン大会』が、8月23日(土)〜24日(日)、北海道の函館市民体育館では、
『第32回 全日本高等専門学校バドミントン選手権大会が開催予定です。

　どちらの大会に出場の選手も、ベストの戦いができるよう、祈っています！

　http://badminton.rengo.net/badlink/zenkokutaikai/zenkokutaikai-2008.html


　◆おすすめリンク集／本やビデオ、雑誌など　スポーツの本情報
　　　　　　　　　　『テニス・メンタル強化書』（bK1）

　心理学を学んだテニスコーチの中山和義さんと、心理カウンセラーの林 恭弘さん
　の共著『これでゲームに強くなる！　テニス・メンタル強化書 LEVEL UP BOOK』は
　表紙のイメージとは異なり、癒し系のエッセイとして 気楽に読める本です。

　自分のプレーに自信を持てず、不安を感じてしまうプレーヤーに、様々な悩み、
　状況に対応する具体的な考え方を提案してくれます。

『オンライン書店bK1』のサイトをリンクしました。参考にして下さい。

　http://badminton.rengo.net/badlink/hon/sports.html

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　◆今週のコラム

　トマス杯ユーバー杯2006、2008の苦い経験を忘れられない代表ファンにとって
『北京五輪2008』バドミントン日本チームの躍進は、胸がすく思いでした。

　初出場の廣瀬選手の落ち着いたプレーで始まり、五輪２大会目の佐藤選手も
　取りこぼすことなく勝利！　続いて、目的の大一番に臨み、あと一歩でした。

　同じく、大会経験者の舛田/大束ペアは、格上に力を出し切り、五輪初勝利！
　５位入賞を果たしました。

　初戦から、いつもの良さが輝いていた前田/末綱ペアは、最高のステージで夢の
　勝利を手にすることに成功しました。周到な準備が花開いた結果ですね。

　大会前、マスコミ対応の矢面に立ってくれた小椋/潮田ペア、坂本/池田ペアが
　テレビ放送枠の確保という、見えない仕事をしてくれたと思います。
　放映された準々決勝の金星が感動を呼び、コメンテーターや、アナウンサーの
　みなさんも絶賛。朝日新聞夕刊のマンガにも、取り上げられました。

　抽選による組み合わせは、いろいろなドラマを生みました。それでも、日本は、
　チームとして結果を出したのだと思います。

　五輪後、代表引退を考える選手がいることでしょう。でも、できるなら、続けて
　ほしい。まだまだ、進化できる余地があると思うから。年齢だけで考えないで。
　ツァン・ニン選手は、33才、ラースク・ポースク選手は、32才、フレンディ・
　リンペレ選手は、34才。日本でも、結婚したり、子供を持ちながら、長く活躍
　できる選手は、いると思う。
　
　今回、やりきったと思わなかった経験者の存在が、きっと次回、チャレンジャーと
　なる仲間を支える、その連鎖がチームを育て、団体戦も個人戦も結果につながる。

　そんなバドミントン・チームジャパンになれるといいな。


　それでは、また来週！

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