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2001年高知県南国市

第44回全日本社会人選手権結果

(2001.10.19 All About Japan バドミントン初出記事を再録)

  今年の全日本社会人バドミントン選手権大会は、よさこい高知国体(第57回国民体育大会)バドミントン競技リハーサル大会として、高知県南国市で、9月14日(金)〜18日(火)に行われ、男子シングルスは、山田英孝選手が初優勝しました。

全日本社会人バドミントン選手権大会は、1958年、第1回札幌大会から毎年行われ、今年2001年は、第44回大会が、来年「よさこい高知国体」開催予定の高知県南国市で、9月14日(金)〜18日(火)に行われました。

その時の様子がいろいろなサイトで紹介されています。
【関連リンク】参照。


男子シングルス

2時間にもわたったという決勝戦を 16-17 15-13 15-3 で制したのは、山田英孝選手(埼玉・日本ユニシス所属)でした。

全日本総合選手権シングルス3連覇を達成し、シドニーオリンピックにも日本代表で出場した舛田圭太選手(富山・トナミ運輸所属)が、初参戦で準優勝でした。

同じくオリンピック代表としてシドニーで戦っていたため昨年の大会を欠場している山田英孝選手と今年、社会人1年生の舛田選手は、夏の日本ランキングサーキットでも頂点を競っていますが、その時は舛田選手が棄権し、山田選手が1位となりました。

一昨年の全日本総合選手権では、準決勝で対戦し、舛田選手の圧勝。昨年も同じく全日本総合の準決勝で対戦したものの、山田選手は足を骨折していたため、不本意な勝負だったようです。今回、コンディションが良かったという山田選手の晴れやかな笑顔、とてもうれしそうですね。

他にベスト4には、昨年優勝の藤本ホセマリ選手(東京・日本ユニシス所属)と太田慎二選手(東京・NTT東日本所属)が入りました。


女子シングルス

優勝は、昨年準優勝の森かおり選手 (大阪・三洋電機所属)。7-11 11-7 11-5 で、米倉加奈子選手(東京・ヨネックス所属)に逆転勝利しました。

シドニーオリンピック代表の米倉選手は、その後の全日本総合選手権決勝で森選手を圧倒。しかし、海外遠征に積極的にチャレンジした森選手。3月の日本ランキングサーキットでは、1位となり、「米倉選手にまさかの勝利」と言われました。ヨネックスオープンジャパンではベスト4に入った森選手を、7月のランキングサーキット(7ポイント5ゲーム制)では米倉選手が倒しクィーンの座を守っています。ふたりは、素晴らしいライバルですね。

ベスト4には、他に小室恭子選手(神奈川・フジチュー所属)と、全日本実業団選手権では準決勝で森選手にファイナルまで粘った新人の松田友美選手(千葉・ヨネックス所属)が入りました。


男子ダブルス

舛田圭太/大束忠司ペア(富山・トナミ運輸所属)が、この大会に頂点デビューとなりました。

トーナメントの組合せの偶然で、準決勝は同チーム同士の戦いとなりました。舛田/大束ペアは、先輩の今井紀夫/大山宏司ペア(富山・トナミ運輸所属)を 15-8 15-13 と破り、準優勝の片山卓哉/久保田雄三ペア(東京・NTT東日本所属)は、後輩の太田慎二/竹鼻拓也ペア(東京・NTT東日本所属)を 13-15 15-7 17-14 と激戦の末、倒しました。

会場は、かなり気温が高かったようで、体力の消耗が極限に達したとのこと。昨年のこの大会と全日本総合選手権を制し、7月の日本ランキングサーキットでは1位を極めた片山/久保田ペアの棄権により、舛田/大束ペアの優勝が決まりました。写真を見ると、喜びも控え目な印象ですね。


女子ダブルス

栄冠は、山田せい子(大阪・三洋電機所属)/山本静香(千葉・ヨネックス所属)ペアがゲットしました。決勝戦では、昨年優勝の鬼池めぐみ /森かおりペア(大阪・三洋電機所属)に 15-13 15-8 の接戦の末、初優勝に輝きました。

昨年の全日本総合選手権で初めて頂点に立って後、全英オープンでベスト4に入るなど、国際大会でも結果を出してきた山田 /山本ペアですが、日本ランキングサーキットでは春夏続いて中山智香子 /安城美華 ペアに決勝で敗れました。

今大会、中山/安城ペア(大阪・三洋電機所属)が4回戦で松田友美/赤尾亜希ペア(千葉・ヨネックス所属)に敗れる波乱。ベスト4 には、他に、松田/赤尾ペアを破った貴田泉(宮城・ヨネックス仙台所属)/長縄美香子(宮城・七十七銀行所属)ペアと、岩田良子(東京・ヨネックス所属)/井川里美(東京・NEC相模原所属)ペアが入りました。


混合ダブルス

今井紀夫(富山・トナミ運輸所属)/中山智香子(大阪・三洋電機所属)ペア が2連覇を果たしました。今井選手は混合3連覇を達成し、「この種目、敵無し」の評判を裏付けました。

準優勝は、矢部正博 (東京・日本ユニシス所属)/山本静香(千葉・ヨネックス所属)ペア。矢部選手は、昨年も2位。海外遠征で混合ダブルスの機会が増えている山本選手と組んで今井/中山ペアに再び挑みましたが、7-15 9-15 と届きませんでした。

他に、ベスト4には、昨年の全日本総合でもベスト4の西山勝也(長崎・長崎東高校職員)/中島暁子(熊本・NEC九州所属)ペアと、一昨年の全日本総合選手権チャンピオンの薄智彦(鳥取・)/川口桐香(鳥取・鳥取三洋電機所属)ペアが入りました。


まだまだ暑さが残る季節に行われる全日本社会人選手権。今年も体力の限界が敵となった対戦があった模様です。来年の国体では、良いコンディションで大会が開かれるといいですね。

一般参加選手のみなさんのレポートや感想が載っているサイトを見つけることができず、残念でした。

【関連リンク】

日本バドミントン協会のホームページ
 第44回全日本社会人バドミントン選手権大会のサイト

 
『バドミントン情報from京都』
 平成13年度 第44回全日本社会人バドミントン選手権大会のサイト


日本ユニシスバドミントン部のホームページ
 第44回全日本社会人選手権大会報告

 
『バドミントン情報from京都』
 全日本社会人バドミントン選手権大会
 歴代優勝者のサイト

 

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