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2001年スペインセビリア大会
第12回世界選手権結果
(2001.06.20 All About Japan バドミントン初出記事を再録)
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2年に1度行われるバドミントンの世界選手権。第12回大会は、2001年6月3日〜10日、スペインのセビリアで開催されました。女子は、中国が圧倒的な強さを示し、男子は混戦をインドネシアが制しました。 |
2年に1度行われる、バドミントン世界選手権。第12回大会は、2001年6月3日〜10日、スペインのセビリアで開催されました。
(世界ランキングは 2001.5.24付け 無記載はランキングを見つけられませんでした。)
男子シングルス
実力伯仲で優勝の行方を予想できなかった男子シングルス王者
は、シドニーオリンピック銀メダリスト、もうすぐ29歳を迎えるインドネシアHENDRAWAN選手 (世界ランキング15位)でした。
準優勝は、デンマークの Peter GADE選手 (同2位 韓国オープン2001優勝 全英オープンベスト4)。
ベスト4
には、中国 CHEN Hong選手 (同4位 全英オープン2位 ジャパンオープンベスト4)と 準決勝で優勢ながら内転筋を傷めてリタイヤとなったインドネシアTaufik
HIDAYAT選手 (同3位 スイスオープンベスト4)が入りました。
日本選手は、第1ステージから勝ち上がった 霜上和宏選手
が、1回戦、優勝したHENDRAWAN選手にフルゲーム 4-15 15-13 8-15と頑張りました。山田英孝選手
(同52位)は、韓国の LEE Hyun Il選手 (同4位 ジャパンオープン準優勝 韓国オープンベスト4)に
2回戦 5-15 13-15と惜しくも敗れました。大束真也選手(同55位)は、残念ながら初戦敗退でした。
女子シングルス
ヨネックスオープンジャパンの再現となった決勝
は、GONG Ruina選手(同3位 ヨネックスオープンジャパン準優勝)が、 ZHOU Mi選手(同2位 全英オープン準優勝 ヨネックスオープンジャパン優勝)を倒しました。
全員が中国選手となったベスト4
には、ZHANG Ning選手(同8位 ヨネックスオープンジャパンベスト4)とGONG Zhichao選手
(同5位 シドニーオリンピック優勝 全英オープン優勝)が入りました。
日本選手は、米倉加奈子選手 (同13位)がベスト8、森かおり選手(同19位)がベスト16に入り、小室恭子選手(同66位)と岩脇史選手(同67位)は、2回戦敗退という結果でした。
男子ダブルス
優勝
は、全英オープンも制したインドネシアのTony GUNAWAN・Halim HARYANTOペア(同6位 ヨネックスオープンジャパンベスト4)、準優勝は、韓国
HA Tae Kwon・KIM Dong Moonペア (同20位 シドニーオリンピック銅メダル 韓国オープン優勝)でした。
ベスト4
には、マレーシアが2ペア。CHEW Choon Eng・CHAN Chong Mingペア(同14位 ヨネックスオープンジャパンベスト4)と
CHOONG Tan Fook・LEE Wan Wah ペア(同5位 全英オープンベスト4)が入りました。
日本ペアは、松本徹・青木孝徳ペア(同41位)、舛田圭太・大束忠司ペア(同32位)が2回戦で、久保田雄三・片山卓哉ペア
(同64位)、今井紀夫・大山宏司ペア(同54位)が1回戦で、惜しくも強敵に敗退しました。
女子ダブルス
人材の宝庫、中国ペア同士の 決勝戦
は、全英オープンの再現か、GAO Ling・HUANG Suiペア (同6位 全英オープン優勝 ヨネックスオープンジャパン優勝)が、ZHANG
Jiewen・WEI Yiliペア(同5位 全英オープン準優勝 ヨネックスオープンジャパンベスト4)を下しました。
ベスト4 には、同じく中国の CHEN
Lin・JIANG Xuelianペア(同11位 全英オープンベスト4)と、中国の HUANG・YANGペア(同1位 シドニーオリンピック銀メダル 韓国オープン優勝)を破り、なんとか中国独占を阻止した韓国の
RA Kyung Min/LEE Kyung Wonペア (同10位 スイスオープン優勝)が入りました。
日本ペアは、中山智香子
・安城美華 ペア(同98位 2001年春 日本ランキングサーキット優勝)がベスト8と海外でも実力を発揮! 山本静香・山田せい子
ペア(同9位 全英オープンベスト4 スイスオープンベスト4)と鬼池めぐみ ・森かおりペア(同8位 スイスオープンベスト4)は、上位に敗れベスト16でした。
混合ダブルス
優勝
は、中国の ZHANG Jun・GAO Lingペア(同3位 シドニーオリンピック優勝 全英オープン優勝 ヨネックスオープンジャパンベスト4)、準優勝は、韓国の
KIM Dong Moon・RA Kyung Minペア (同6位 韓国オープン優勝)でした。
この種目、ベスト4
には、かろうじてヨーロッパ勢が入りました。デンマークの SOGAARD・OLSEN ペア(同1位 シドニーオリンピックベスト4 全英オープン準優勝 スイスオープン準優勝)と同じくデンマークの
ERIKSEN・SCHJOLDAGERペア(同2位 全英オープンベスト4 スイスオープン優勝)です。
日本ペアは、残念ながら、いずれも1回戦敗退でした。
女子種目は、中国が圧勝の世界選手権となりました。
一方、男子は混戦模様。この大会にかけて調整し、アジアカップやスディルマンカップもキャンセルしたマレーシアの Roslin HASHIM
選手(同1位 全英オープンベスト4スイスオープン優勝 ヨネックスオープンジャパン優勝)が2回戦敗退。インド期待の Pulella
GOPICHAND 選手(同6位 全英オープン優勝)もベスト8に終わるなど、今後もまだまだすごい戦いが続きそうな、おもしろいシングルス。インドネシアばかりでなく、韓国、マレーシア、タイ、デンマークなど、やはりスターが続出、楽しみなダブルス。今後も目が離せませんね。
全般に、ヨーロッパ勢に元気がなかった印象でした。
日本選手は、上位の対戦相手に当たるなど、不運な面があったように思います。スディルマンカップと合わせて、疲れが大変なものでしょうね。戦いきった経験は、きっとよい結果につながってくることでしょう。善戦、お疲れさまでした。
【関連リンク・参考書籍等】
*IBF RESULTS
World
Championshipsのサイト
*日本バドミントン協会のホームページ
2001スディルマンカップ および
世界バドミントン(個人)選手権大会
*バドミントンマガジン2001年6月号
ヨネックスオープンジャパン2001 レビュー
*バドミントンマガジン2001年5月号
ヨネックス全英オープン
スイスオープン
*バドミントンマガジン2001年3月号
韓国オープン
*バドミントンマガジン2000年11月号
[特別企画]シドニー五輪レビュー
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