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バレンタインカップドリームマッチ観戦記
『ティガティガ』
(2001.02.27 All About Japan バドミントン初出記事を再録)
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バレンタインカップドリームマッチ(2001.2.12 大阪・守口市民体育館)で行われた3人対3人のバドミントンゲーム『ティガティガ』のデモンストレーションは、最高に楽しかったです。 |
バレンタインカップドリームマッチ 日本リーグ2000オールスター戦(2001.2.12 大阪・守口市民体育館)の際、行われました『ティガティガ』デモンストレーションのレポートです。
インドネシアで、試合前に練習として取り入れられたり、動体視力を鍛える目的で行われているという3人対3人のバドミントンゲーム『ティガティガ』が、YKK九州の前監督石黒さんの解説付きで紹介されました。普通は21本のラリーポイント制なのだそうですが、当日は選手の希望で、サービス権がないと得点を入れないように変更されました。
サーブレシーブは、前後2人のうち、どちらがレシーブしても良いのだそうです。サービスは1回で、セカンドサービス、サードサービスは無いようでした。サービス権が来たら、3人のローテーションを行うということです。
主審は石田さん。線審は日本リーグの町田、渡辺、矢部、水沢の各選手。サービスジャッジは谷内選手という豪華な陣容です。
選手は、ハルモノ・ユウォノ、リオニー・マイナキー、崔相範
の各選手(ダブルスタイプ)対マーレフ・マイナキー、ヌヌン・スバンドロ、舛田圭太の各選手(シングルスタイプ)。素晴らしいメンバーですね。
試合はサーカスの面白さに似て、とても楽しかったです。マーレフ選手は、得点後リオニー選手に「お兄さんの球だ」と言ったり、ラケットを右左持ち替えて打ったり、石黒さんの試合途中のインタビューに対して、観客がおとなしすぎるのでスマッシュの時にはインドネシアのように「ヤー!!」と言って欲しいと答えたりしてくれました。
過密なので前衛はあまり動かず、自然と前に張り付いてる感じですが、舛田選手が前衛の時、ヘアピンを延々と繰り返す展開になり、そのうち味方はベンチに座って休んでいて大きく返されて失点とか、ひたすらスマッシュを打つと高く深い返球が繰り返され、いつの間にか味方が敵陣に移動、5X1の試合になってしまった時には、大笑いが起きました。
他の選手たちも楽しくおどけて大変陽気で、失点時などすっごく悔しがったり仲間を責めるふりをしたりしていましたが、一流の技術は見応えがありました。
谷内サービスジャッジもサービスフォルトを取って、選手とのやりとりが楽しかったです。主審は、この試合にかぎって選手の自由にさせ、お祭りの盛り上げに協力的でした。
あまりに笑ってしまって、勝負はどうだったのでしょう。ダブルスタイプの3人が強かったと思います。
最後に行われた抽選、私はテレビが欲しかったのですが、残念、当たりませんでした。選手たちが当選者のためにサインをして、バドミントンファン感謝デーのような楽しい楽しい1日が終わりました。
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