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トマス杯・ユーバー杯代表とアテネ五輪出場

日本代表選手〜2004.9

(2003.12.13)

  2003年12月12日、日本協会発表の「平成16年12月〜平成16年9月 日本代表選手」。トマス杯、ユーバー杯代表と思われますが、アテネ五輪挑戦者への援助は、この期間なされないのでしょうか。

 

2003年12月12日、日本バドミントン協会のサイトに「平成16年12月〜平成16年9月 日本代表選手」が紹介されました。ナショナルチーム部のメンバーは、以下の選手のみなさんです。()内は、主としている種目と12月11日付け世界ランキング、2003年11月9日付け日本ランキング

大束 忠司(MD 16位、1位)
坂本 修一(MD 23位、2位)
佐々木 翔(MS 27位、8位)
佐藤 翔治(MS 22位、1位)
仲尾 修一(MD 23位、2位)
舛田 圭太(MD 16位、1位)
松本 徹(MS 32位、3位)
山田 英孝(MS 23位、10位)

田中 美保(WS 13位、6位)
中山 智香子(WD 8位、1位)
平山 優(WS 113位、1位)
森 かおり(WS 15位、2位)
山田せい子(WD 9位、3位)
山本 静香(WD 9位、3位)
吉冨 桂子(WD 8位、1位)
米倉 加奈子(WS 9位、5位)

2003年6月26日、同じく日本バドミントン協会のサイトに発表された「平成15年度日本代表選手」の男女各9人に比べ1人減り、海外大会で結果を出してきた佐藤選手、佐々木選手、そして彼らと共に、全日本総合選手権のファイナリストになった平山選手がナショナルユースチーム部から加わるなど、メンバーが入れ代わっています。

選出の根拠は記されていませんが、2004年2月にアジア予選がマレーシアのクアラルンプールで、5月に本戦がインドネシアのジャカルタで予定されている国別世界選手権男子(トマス杯)と女子(ユーバー杯代表(バドミントン・マガジン2003年12月号「アテネへの道」参照)がそのまま日本代表選手として発表されたと考えてよさそうです。

世界ランキングにおける日本選手同士の順位という視点で見ると、男子シングルスは、上位4位まで、女子シングルスは上位3位までと、2003年国際大会参戦3大会と経験が少ないながら、ヨネックスオープンジャパン2003日本シングルス勢のなかで唯一、初戦敗退しなかった平山選手。ダブルスは、男女それぞれ上位2位までです。

男子は、シングルス専門が山田選手だけで、かつてペアを組んでいた佐藤、佐々木の両選手がダブルスを戦えることが団体戦での自由度を増しそうですね。女子は、田中選手以外は、近年にもダブルスの実績があります。


11月28日、国際バドミントン連盟(IBF)は、公式サイト World Badminton Online に『IBF compiles first "dummy" qualifying list for Athens』を発表しました。 11月27日付け世界ランキングを元に、アテネ五輪出場選手を試みにリストアップしています。(ダミーリスト)

現在のところの合格圏内の日本選手は、MS佐藤翔治選手と山田英孝選手。WS米倉加奈子選手と田中美保選手。MD大束忠司/舛田圭太ペア。WD中山智香子/吉富桂子ペア、山本静香/山田せい子ペア、そして岩田良子/田井美幸ペア。XD大束忠司/山本静香ペアと今井紀夫/中山智香子ペアとなっていて、日本は、国別ランキングでは、4位につけています。素晴らしい成績ですね。

実際は、2004年4月30日の世界ランキングリストが各国出場選手数決定の基準となります。これから苦しい戦いが続きます。

五輪のバドミントン競技には、各種目、最大でも3選手、あるいは3ペアにしか同国からの出場は許されません。ここで気になるのは、ナショナルチーム部(日本代表選手)として援助されるべきと考えられる合格ライン内のペアが今回の発表から外れていることです。

混合ダブルスの今井紀夫選手(世界ランキング16位)、女子ダブルスの岩田良子/田井美幸ペア(14位、4位)は、今回のダミーリスト合格圏内です。

バドミントンファンとして、栄誉あるトマス杯、ユーバー杯での活躍を期待したい気持も充分持ちつつ、オリンピアン(五輪出場選手)になること、そこで成績を残すことが選手のみなさんの人生にとって大きな意味を持つことを考えると、この時期にナショナルチーム部を離れることによるデメリットがないのか、知りたいです。

私は、各種目の世界ランキングが日本選手同士の順位で3位までは、この冬から4月30日まで、ナショナルチーム部(日本代表選手)に残っていてほしかったです。

日本代表にとってのトマス杯、ユーバー杯が終わった時点で、五輪応援モードで選手のみなさんをバックアップするナショナル強化部でいてもらいたい。せめて「〜平成16年9月」の部分は、春まででありますようにと思います。


【関連リンク・参考文献】

日本バドミントン協会ホームページ
 ニュースのサイト
平成16年12月〜平成16年9月 日本代表選手

日本バドミントン協会ホームページ
 ニュースのサイト
平成15年度日本代表選手

World Badminton Online(英語)
 Rankings のサイト

World Badminton Online(英語)
 News のサイト 2003.11.28
 『IBF compiles first "dummy" qualifying list for Athens

バドミントン・マガジン 2003年7月号 p.74
 アテネへの道
「ナショナルチーム結成へ」

*バドミントン・マガジン 2003年8月号 p.68
 アテネへの道
「ナショナルメンバーが決定」

*バドミントン・マガジン 2003年9月号 p.76
 アテネへの道
「世界選手権の好結果を導いたのは」

*バドミントン・マガジン 2003年12月号 p.70
 アテネへの道
「あと半年、ランキングの変動をチェック!」

 
 

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